『雑感』

稀に更新します。

皐月賞 2017年 予想

 

 

想定の範囲内という言葉が広く知れ渡ったのは、ライブドア社長(当時)堀江貴文氏が、ニッポン放送に株式公開買付け(TOB)を仕掛けた際、フジテレビの対抗策(同じくTOB)に対する反応が発端であった記憶をしています。当時は楽天とTBS、村上ファンド阪神電鉄など、現実社会に「ハゲタカ」の世界が存在していましたね。

この言葉は、当時一人歩きしていた覚えがあります。あくまで「シュミレート済だ」という話。十分な対抗策(対抗策に対する)を発信者が持ち合わせていたり、必ずしもリスク回避出来る訳ではなくて、故に「必勝の策が存在する」と解釈するのも、「ただの強がりだ」と解釈するのも、100%正しいとは言い難かった。

重要なのは「想定内」「想定外」と現状を認識することと、それを次の施策に活かすこと。ディールではなく、ティップ(ギャンブル)である競馬には大いに通じます。一概に正解がないジャンルこそ「想定力」が必要です。

同様の事が、近頃の世界情勢にも。今頃わーわー騒ぐ人達を無下に否定は出来ないし、常に危機が目前にある国の方が冷静な点は理解出来ますが、それにしても、本質から逸脱した世論に扇動感や衆愚的な印象を覚えます。多チャンネル化の時代こそ「広く深くザッピング」を忘れるなかれ。

この「広く深くザッピング」精神は、競馬人向きだと思います。料理研究家の土井善晴さんが「上手くなりたいなら(毎日料理を作る前提)メモする必要はない。ずっと番組(きょうの料理?)を見ていれば、料理の勘が自然と働くようになる。点と点は繋がる」と、以前仰っていた覚えがあります。要は普段からレースを見る事。

昨年は「3強」で決まらなかった皐月賞。今年は稀に見る大混戦。レベルが低い、牝馬の方が強い、様々な意見は飛び交いますが、その手の話は横に置いておきましょう。さぁ、今年も牡馬クラシックがやってきました。
 

先ずは馬場差の比較から…

f:id:beggaman:20170415070904j:plain

路盤改修後は「やや時計の出る馬場」で基本推移していますが、時期と雨や芝刈りの影響が相まって一気に数値が振り切れるのも中山競馬場。今年は(例年より)終盤にかけて時計掛かる印象でした。
土曜は最終週の荒れ馬場も、一気に芝刈りの影響か高速化。相対的に内を上手く立ち回った馬が優位。ロンスパや大外分回しは歓迎と言えません。下級条件はステゴ馬場。ディープ産駒は母父米国(スピード)系が良さそうな感じ。高速持続血統向き馬場かと。今日も傾向を見る限り相対的に内が良く差し追い込み馬は苦戦しそう。
先行馬総崩れの場合も脚遅いタイプは遅刻注意。後は風の動き。土曜は直線追い風でしたね。

という訳で、久々のTR比較。

f:id:beggaman:20170416020718j:plain

Bランク相当の重賞は2つ。毎日杯はスピード持続勝負。ホープフルSは持続力勝負で好時計。前者の方が皐月賞の"トレンド"っぽい。アーリントンC共同通信杯も勝ち馬は「別格(実質B)」と言えそう。フラワーCもタイムランク以上に評価出来ます。キンカメ産駒のレイオデロを除く3頭はスピード持続決着に期待が持てそうです。

一方で、弥生賞は"典型的な"スロー決着。スプリングSは捲りが入り、持続差し決着。若葉Sは淡々とスピード勝負。この辺り悪くない印象も、直結する感じはしないですね。きさらぎ賞シンザン記念は悪状況で参考外。但し、(タイムランクは別にして)好内容と考えます。18位以外は馬券内を望めそうです。

レイオデロ、カデナ、ファンディーナと全走上がり最速で走る馬が3頭いる点は気になりますね。レイオデロは休み明け+鬼門のキンカメ産駒。後2頭もスロー勝負を制してきた先行馬と差し馬。皐月とは異なるなぁ…。

 

先行馬のタイプ予想は当てにならないかもしれませんが。

f:id:beggaman:20170415063838j:plain

アルアインは「ゲート不安」の最有力候補。仮に出遅れても松山君は冷静に対処して欲しい。ファンディーナとクリンチャーは基礎SP面で不安。前者はポテンシャル、後者は積極策でリカバーして欲しい。
プラチナヴォイスは前走ほど展開向くか微妙。右回りだと悪癖もあります。ダンビュライトは差しに回したほうが恩恵受けたりするのかも。(低空飛行で)安定感あるトラストは無理しなそう。積極的に乗りませんかねぇ。
とりあえずマイスタイル、アダムバローズ、アメリカズカップの単騎逃げ(先行)は面白そう。足りるかは別。

 

 一応コースのおさらいを。

f:id:beggaman:20170415072150j:plain

アダムバローズ、アメリカズカップ、ファンディーナ辺りは序盤「促す」と裏目に出る可能性が。序盤1F~2F掛かってしまい、一旦ブレーキ踏む馬はよく見ます。とりわけ前2者は後手踏むと見せ場なく敗退する危機が。
ローテとしては「既に中山や東京(阪神も良い)で好走している馬」を買いたくなります。
要は先行馬も差し馬も「地力を重要視」。今も昔も皐月賞は「速くて地力ある馬が強い」ですからね。

 

そんな感じで、皐月賞の雑感。 

「ダービーで買いたい」スワーヴリチャードとカデナ。前者は「母父デピュティ」感が漂います。後者は最内枠から後手を踏みそう。一方ペルシアンナイトは「他のハービンジャー産駒とは一線を画す馬」ですし、前述しているアルアインと共に「スピード持続勝負」なら期待してしまいます。
実はファンディーナも「そっちタイプ」だと思うんです。でも、牡馬相手に自力で勝つイメージが湧かない。
サトノアレスは前走力を出し切れず、逆にウインブライトは会心の競馬。それこそコマノインパルスが届くような持続決着なら。ヴィクトワールピサ産駒のアウトライアーズは(スワーヴを差し置いて)終始内目で折り合い付けば。田辺騎手だからあり得そうではあります(笑)後は前述した先行馬の取捨選択。但しクリンチャーは下げ。

 

皐月賞
ペルシアンナイト
アルアイン
▲スワーヴリチャード
△アウトライアーズ,ファンディーナ,プラチナヴォイス,アメリカズカップ,マイスタイル,レイオデロ

 

後は割愛。展開予想とか能力比較はみんな終わってるでしょ?多分それと同じ。