『雑感』

稀に更新します。

2016年のアイドル楽曲を振り返る。

 

遅ればせながら、2017年もよろしくお願い致します。あくまで「雑感」なのを心掛けつつ。 

さて、2016年のアイドル楽曲を振り返ってみました。今年は去年より数聴いたな・・・。

2015年は「葱が豊作」でした。Neggicoが『ねぇバーディア』『光のシュプール』とアイドル界を席巻。
他にも念願の紅白初出場を果たした乃木坂46は『命は美しい』『太陽ノック』『今、話したい誰かがいる』で公式ライバルを脅かす活躍。一方48Gは指原児玉宮脇を擁するHKT48が頭一つ抜けており、本店が苦戦傾向。
Berryz工房活動休止と鞘師里保卒業に揺れたハロプロ勢は、改名早々アンジュルム『大器晩成』『臥薪嘗胆』『七転び八起き』と、こぶしファクトリー『念には念』が奮戦。ベテラン勢の力も加わり勢いは止まりません。以上3派は2016年も活躍を見せており、暫くは安定期を迎えそうです。

個人的には、チームしゃちほこの『シャンプーハット』を。作曲者が「やらかす」とは思いませんでしたが。
後はアイドリング!!!解散でしょうか。00年代後半に結成したグループは佳境を迎えつつあります。

今年は欅坂46サイレントマジョリティー』が大ヒット。リリースした3曲が全て良曲でしたね。何かと解散や卒業の相次ぐアイドル界ですが、ソロ転向したり(横山ルリカ寺嶋由芙西恵利香)別グループを結成したり(Faint★Star・callme)それぞれの道を歩んでいます。また「女優さんが歌う」時代が来るかもしれませんね。

以下は2016年に気になったアイドル楽曲を紹介。先ずはBEST10から。

 

 

10位 callme「Confession」

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「色々な意味で」楽曲派を泣かせてきたDorothy Little Happyの元主力3人が、セルフプロデュース。エイベックスの手法(本体グループを切る&主力3人の派生グループを引き抜く)による印象の悪さとは裏腹にカッコ良い曲です。ピアノイントロも最高ですが、癖になるリフレインも大好きです。PVの印象と衣装から「Perfumeのパクリだ」と言ってる人がいた様ですが…ちょっと「エレクトロワールド新参者」の僕でも戦争するしかないなと思います。他の曲だと『Sing along』は少し狙い過ぎな気もしますが、これは最callme。

 

 

9位 私立恵比寿中学 「まっすぐ」

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スタダの楽曲派。世間はももクロにしゃちほこだと思いますが、とにかく『仮契約のシンデレラ』で衝撃を受けた僕は「エビ中一強」なんですよね。その『仮契約~』や『禁断のカルマ』と同じ杉山勝彦による作詞・作曲・編曲。今や乃木カスの精神を支える(?)杉山先生ですが…やはり良い作品です。曲名通りのストレートな歌詞に曲調。Cメロ⇒大サビの盛り上がり方は『君の名は希望』にも劣らない流石の一言。トドメは曲の終わりに始まる5人のアカペラ。今年は柏木ひなた軟調に小林歌穂がバセドー病と苦難続きでしたが、このアンセムを武器に来年は飛躍して欲しい所。⇒個人的に応援していた松野莉奈が急死。ちょっと言葉が見つかりません。

 


8位 こぶしファクトリー「チョット愚直に! 猪突猛進」

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デビュー前から「一人一人のポテンシャルが凄い」こぶしファクトリー。2ndシングルはトリプルA面でハロプロ×前山田健一を実現してきました。とにかくヒャダさんのハロプロ(恐らくつんくさん)リスペクトに溢れており、BPMや口ずさみ易いサビは好感が持てます。これはライブでも盛り上がる訳だ。『ラーメン大好き小泉さんの唄』もそうですが、格好良さと面白いダンスの組み合わせは「ハロプロ保守」なのかなと感じます。アイドル界的には「リベラル」位置だと思いますが、先輩グループに捉われない活躍を期待したいです。

 

 

7位 lyrical school「RUN and RUN」

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先日、現体制での活動が終了すると発表されたリリスクちゃん。
ライムベリーからhimeが加入+突如メジャーレーベル移籍で「勝負の」シングルだったのですが…。とはいえ、スマホで動画を再生すると乗っ取られた様になる演出はSNSを中心に話題となりました。これは博報堂贔屓としても面白いの一言。一人一人のラップスキルも高くて(恐らく)yumiのパートは宇多丸師匠っぽい回し方。minanちゃんとhimeちゃんは安定感あるし、本当に活動見直しは残念です。

 

 

6位 NEXT YOU 「大人の事情」 
つんくさんの仕事だ!!完成度の高いJuice=Juiceがドラマタイアップ名義で発表。
冒頭の人形振り付けからカッコ良いダンスの流れ。これこそ「リベラルソング」だなと感じました。冒頭から「君に恋してる」と強い表現。サビもエネルギーがあってヲタクに媚びていません。個人的には「C°-uteよりも女性色は弱いが、イデオロギー色が強い」印象のJuiceだから説得力あるのかなーと。本来は表題曲の予定も、ドラマの事情で挿入歌扱い。フジテレビを批判したくなる気持ちも分かりますが、構成的に間違いないです。

 

 

 5位 Negicco 「矛盾、はじめました。」

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15年は大豊作の年だったNegicco。昨年は作詞土岐麻子×作曲さかいゆうの強力コンビで、早々に「勝ち確」を決めました。しっとりと和洋折衷。日曜の午前中に流れていそうな楽曲です。土岐さんの歌詞は「シュペリエルな~あなたはマドンナ」の時からもタイトルを含むフレーズを絶妙に織り込んできます。目線も丁度良い。天才さかいゆうが作る曲とコンバットREC監督によるPVの相性も抜群。3人が踊っていると刈谷せいら、竹中夏海日笠麗奈、初代しまおまほ野本かりあらが登場する演出もしつこくない。NEGiBANDの生演奏で聞くと更に良いんだろうなーと感じました。Pefume共々「中間管理職」の年齢も、更なる進化を遂げる勢いです。

 

 

4位 欅坂46 『二人セゾン』

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ここまで来るとアイドル楽曲としては「異様」に感じます。坂組からの「ポスト・アイドル楽曲」アプローチと言えそうです。この曲に関しては各方面で識者が述べており、割愛。PVの好きな所を言えばAメロで佐藤詩織&鈴本美愉がステップを踏む所とCメロのスローモーション。作中スロー多様は気になりますが、バレエダンスとの相性は良い感じ。秋元康が(珍しく?)作家性を出した本気の一曲。個人的にはCメロの「スーパー平手タイム」が(パーフェクトヒューマン感あって)面白いですが、平手以外のセンターケースで映えないかは心配です。

 

 

3位 sora tob sakana「広告の街」

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バズった人は多いはず。サカナクションは関係ありません。とにかく「曲が格好良い」「イントロで惹かれる」ノスタルジックな電子音から激しいロックサウンドに一変する展開は凄いです。バーチャル世界を背景に踊るPV演出はメジャーアイドル顔負けで、複雑だけども鈍重じゃない、後味良い作りも評価に繋がっている印象。(下記の)SP照井順政インタビューも頷けます。アイドル楽曲大賞・2位は意外(1位じゃないの?)な結果でした。

「ポストロック×アイドル×ジュブナイル」は何を生み出す? sora tob sakanaサウンドプロデューサー・照井順政に訊く | Real Sound|リアルサウンド

印象的な歌詞と力強い楽曲は「何処か」興味を引き「何処か」考えさせる…よう、意図的に我々を誘発します。メンバー1人1人の特色が出るTwitterアカウントも同様に「(病み,毒舌,詩的といった)自分らしさ」を表現させる事で受け手を引き寄せる戦略性を感じます。アソビシステム特有の「何か面白い」を意図的に引き出す感じ。「いまだから楽しめる」というコンセプト。欅坂もそうですが、ティーン期しか伝えられない(伝えにくい)事を「間接的に伝えられる」アイドル楽曲の良い所を活かしたグループだと思います。クリエイティブな仕掛けを次々繰り出す姿勢はピコ太郎やきゃりーぱみゅぱみゅにも通じますが、受け止める側(メディア&事務所を含む)の姿勢で変わるだけに、今後の方針は気になるところ。夜空を全部、夏の扉、魔法の言葉、ケサランパサラン、その他の楽曲も良くて、間違いなく「ポスト・アイドル楽曲」の担い手となり得る存在。17年も期待大です。

 

 

 2位 欅坂46サイレントマジョリティー』

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保守本流欅坂46のデビューシングル。以前も『雑感』で書きましたが、今年度を代表するコンサバ曲だと思います。フェミ感の薄い、ヲタクに媚びない、印象に残る歌詞と力強い踊りを統率するセンター平手友梨奈。全体に漂う「美少女」感と握手対応での「幼さ」≒「田舎感」が相まって、いわゆる「完璧の中の解れ=萌え」を満たす雰囲気があります。印象的な歌詞や服装に目は行きがちですが、この楽曲の神髄はTAKAHIRO先生演出のパフォーマンスを「生で見てこそ」なのかなと。これは先日体験して思いました。『世界には愛しかない』『二人セゾン』と短期決戦で注目曲をリリースする欅ちゃんですが、果たして今後どういう進化を遂げるのか。個人的には「違うセンター」も見たい所・・・非常に楽しみです。

 

 

1位 RYUTist 『日曜日のサマートレイン』

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Negiccoと共に新潟アイドルを支えるRYUTist。最後に見たのは3年前ですが…それからとんでもない事に。
「良き王道シティポップ」作詞NOBE×作.編曲KOJI obaの『神話』コンビで、こちらもアッサリと「勝ち確」青い空、澄んだ海、心地よい風を想像させるイントロは自然と聞き手の気分を上げます。

「歌って潮騒、待っててサンディービーチ」「答えてさざ波、このままサニーデイ」表題の「サマートレイン」といい、一昔前感漂う(はずの)フレーズが歌詞の世界で活き活きとしています。とにかく、健全で宜しい!!!

2nd Album『日本海夕日ライン』は他にも良曲が揃っています。同じくNOBE×KOJI obaコンビ『Blue』は、ももクロ『走れ!』にも通じる、エモーショナルなポップス曲。しっとりと、夏の終わりを彩ります。個人的にはテンポを上げて、DJ-MIXしても良いかなと。アイドル楽曲大賞では、こちらの方が上の順位でしたね。
他にも、ストリングスが美しい『Sunsetガール』や、サビのハモりが気持ち良い『金色の海と七色のDays』、アイドル感ある『Morning light Sunshine』など、いずれも捨てがたい曲ばかり。買う価値しかありません。

 

 

 その他の楽曲としては…

 

 

Faint⋆Star 「ネヴァエバ」

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「トマパイの残党」こと(?)Faint⋆Star。昨年はライブにも参戦しましたが、この「残党」が、榎本武陽よりも手ごわい。この曲はダンス感強いですが、コンパクトで纏まった仕上がり。非常にクールな仕事人2人です。

 

 

 Perfume 「FLASH

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今年もクールな一曲。映画『ちはやふる』も名作ですが、この曲の力も大きかったですね。中田ヤスタカ王子の曲に順位は付けられませんが、しかし表題曲でも攻めるなぁと。同じ曲のループに思えて、良く聞くと・・・。年明けからドラマ主題歌が決まっているので、これも楽しみです。

 

 

PASSPO☆「バチェロレッテは終わらない」

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この人達もベテランの域。曲名からも田之上美智さん(ジェーン・スー)による作品。今年は米国感ある曲が多くて方針が固まってきた様子。15年は「色々あった」けど、何とか持ちこたえました。prediaも頑張ってます。

 

 

志田サマー新井サマー 「あんなに好きだったサマー」

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このコンビを実現させた人達は凄いなと。但しこの曲の構成は同じエイベックス系列のあのグループ(軍団)に似ているような…と。個人的には『GOGOサマー!』のカバーが最高です。原曲もKARAで一番好きですが。

 

 

アイドルネッサンス「ベステンダンク」

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様々なカバー曲を成功させてきたアイルネ。個人的にはこれが良かった。元々不思議な曲だけど青春感が増して纏まった。岡村ちゃんの『ロングシュート…』は頑張っているけど、途上感が好きな人向けに感じました。 

 

 

横山ルリカ「ミチシルベ」

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この人は何処へ行くのでしょう。相変わらず、歌も馬券も上手くて敵う所がありません。しいて言うなら、外厩に頼り過ぎないで欲しい。何時までも、続くと思うな、天栄しがらき。なお去年の前山田曲の方が好きです。

 

 

乃木坂46裸足でSummer

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やはり『サヨナラの意味』 『きっかけ』を挙げる人は多いですが、個人的にはこっち。それにしても斎藤飛鳥さんが売れて来て、知り合いのヲタクも思う所がありそう。アレンジ加えたらもっと良くなりそうな曲です。

 

 

AKB48 ハイテンション

そういえば年末のミュージックステーションでマネキンチャレンジをやっていましたが、あれこそ正に音楽祭というか「ヒッパレ感」あるよなーと。しかし島崎遥香が卒業する時期なんですね。こうして『走れ!ペンギン』世代がまた一人。それよりも更に若い世代の相次ぐ卒業が心配。なーにゃまでいなくなるとは・・・。

 

最後に2017年の予想ではありませんが、『ポスト・ダンスミュージック』と『女優さん』に注目しています。
前者は音楽シーンでもキーワード。70~80年代の懐かしい感じや東洋、ゴスペル風味の曲を期待してみたり。後者は『君の名は』で上白石萌音が歌を披露。広瀬すず、土屋太鳳、中条あやみがダンスを披露。現役アイドルの女優転身と重なって、ドラマ映画タイアップで流行しそうな気がします。
注目株だと葵わかな浜辺美波辺りが歌わないかなと。

そんな感じで長々と書いてきましたが、お開きとします。