『雑感』

稀に更新します。

梅花雪和香~馬券サマリー的な~

 

 

禅の中に「梅花雪和香(ばいか ゆきにわして かんばし)」という言葉があります。

雪の中に咲く梅の花。白い梅の花は雪中に隠れていても香りで分かり、春の到来が近いという言葉です。
梅の花は"香雪"とも呼ばれ、昔から日本で重宝されてきた花。厳しい冬の寒さに耐えて立派に花開く様を厳しい禅修行に置き換えたと考えられます。「苦難を耐えた先に人格が完成する」という教えの一つです。
こうした「禅語の一部」を切り取って、会社などの標語にしたがる風潮はどうかと思いますが…。

 

 

そんな感じで、今日は梅花賞の話を。 
ここ数年は「冬の3歳長距離条件戦」として定着しつつある同競走。毎年有力馬が出走しています。

 

【梅花賞 成績】
17年 インヴィクタ 【2:27.4】 【C+】 中弛みペース ※少し時計が出る乾いた良馬場

16年 アドマイヤダイオウ 【2:29.9】 【C】 スローPU勝負 ※降雨&降雪により、時計が掛かる重馬場
⇒ミッキーロケット(2着),サトノエトワール(4着),グレイトパール(7着)

15年 スピリッツミノル 【2:29.2】 【D】 超中弛みペース ※乾きかけの少し時計が掛かる馬場
⇒ライトファンタジア(2着),グランアルマダ(7着)

14年 ヤマノウィザード 【2:26.7】 【C+】 平均(稍弛み)ペース ※雨の影響が少し残る良馬場
⇒ワールドインパクト(2着),アドマイヤデウス(3着),シャンパーニュ(4着)

13年 レッドルーラー 【2:27.0】 【A】 平均(淡々)ペース ※少し時計の掛かる良馬場
⇒ナリタポセイドン(2着),エタンダール(3着),フレージャパン(4着),ダイワデッセー(6着)

12年 サンビーム 【2:31.0】 【S】 超中弛みペース ※少し時計の掛かる良馬場
⇒ヴィクトリースター(2着)

 

☆京都2400m戦は4角ポケットから。1角までが長く平坦なコースが続いて、向正面半ばから3角が淀の上り坂。そこから4角に至るまでが下り坂になり、直線は広く平坦なコース。外回りだと、トップスピードに乗る場所が大事で先行争いも生じやすい。基礎SPも問われて、高速条件だと「中団~後方からの差し切り」が難しい。

 

☆梅花賞は年末開催に勝ち上がった組が数多く出走する。
この取捨選択が難しい。出走馬が新馬勝ちを収めた時の内容と馬場を、今条件と比べる必要があります。
17年は珍しく「少し時計の出る馬場」で施行されました。とはいえ、決め手勝負の最後は時計が掛かる。
12年と15年を除いて、梅花賞は比較的"水準以上"の良い出世レースである事が分かります。
但し、勝ち馬は大成する前にリタイアするケースも多い。特にレッドルーラーは残念でしたね。

 

☆同条件のあずさ賞(旧:ムーニーバレーRC賞)は比較的"流れるケース"が多い。
これは開幕週の高速馬場が要因に挙げられるし、未勝利・条件戦組の方が新馬戦組より多いのも挙げられます。メルボルンTは条件変更になりましたが、この条件は時期により出走頭数が少なく、レベルを測れない場合も。
ちなみに、16年梅花賞&あずさ賞と今年の梅花賞は友道厩舎が制覇。14年はワールドインパクトで2着。
これは「得意な条件」というより、この条件を「意図的に使う」方針であると考えられます。
⇒これはPOG戦略的に面白い傾向かも。

 

スロー凡戦になった年は出世馬が出ておらず、この辺り「基礎SP」「上がり性能」を図る良い基準になりそう。じっくりと調整を重ねて、3歳クラシックor古馬戦線を狙う大器が集う正に「梅花雪和香」な条件戦。
今年梅花賞を勝ったインヴィクタ(2着以下)は出世するのか。あずさ賞で友道厩舎が"4連覇"を果たすのか。
この辺りに注目していきましょう。