『雑感』

稀に更新します。

クリストファー・リーが亡くなった。

 

機械に使われている部品に余計なものは一つもない。

この世に生きている人の中にも余計な人は1人もいない。何か役割がある。

 

 

クリストファー・フランク・カランディーニ・リーが亡くなりました。93歳。
ボクが大好きなイギリス人俳優の一人であり、世界でも有数の悪役俳優です。

 


彼の代表作には不思議な「縁」が付き纏うんですよね。

 


まずは『吸血鬼ドラキュラ』を始めとするホラー映画シリーズ。

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リーがドラキュラ伯爵を演じれば、ヴァン・ヘルシング教授を、フランケンシュタインの怪物を演じれば、フランケンシュタイン博士を演じるなど、ホラー映画黄金期を共に築いた友人俳優といえばピーター・カッシング。日本だと『スターウォーズ』のターキン総督役で知られており、そう、リーはカッシングの死後に制作された『スターウォーズEP1,2,3』で、シスの暗黒卿・デュークー伯爵を演じている「縁」があります。

 

任天堂64のソフト『007 ゴールデンアイ』にも登場する黄金銃が鍵を握る『007 黄金銃を持つ男』では、ボンドの敵である殺し屋スカラマンガを演じている。実はリー、007の作者イアン・フレミングの従兄弟だったりします。ボンド最初の敵ドクター・ノオは彼がモチーフ。作者も彼が演じることを望んでいたそうです。

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そして、晩年に出演した『指輪物語』シリーズ。出演者で唯一作者のトールキン氏と面識があります。リー自身はガンダルフのファンで、当初ガンダルフ役を志望したそうだが、ピージャクを始めスタッフは、やはり「イメージ的にはサルマンじゃないか」と判断し、サルマン役に決まったとか。最終章が昨年公開された『ホビットの冒険』でも、圧倒的な存在感を見せています。

 

その他にも、ジョン・ヒューストンオーソン・ウェルズスティーブン・スピルバーグアレハンドロ・ホドロフスキーら数多くの巨匠と「縁」がありました。中でもティム・バートン監督の作品には常連の人であったが、個人的にはマーティン・スコセッシ監督の作品『ヒューゴと不思議な発明』を忘れるわけにはいけません。 

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まったく予期してなかった登場だけに、劇場で鳥肌が立ったのを覚えています。
主人公・ヒューゴを助ける本屋の主人役だったが、きっと悪役のイメージが強そうな若い観客たちは分からなかったのでは?子供たちの掛け合いは本当に良かったです。

 

イギリスだけでなくアメリカ・ドイツ・フランス・スペイン・イタリアでも沢山の賞を獲る名優。その年老いても甘く美しい声を活かして、近年は声優や朗読だけでなく、音楽界でも活躍。ヘヴィメタル・シンガーとして客演のほか、自身の名義でアルバムを数枚リリースしている。現役世代にも負けない力強い楽曲です。
この機会に是非視聴してみてはどうでしょうか。

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昨年は日本語吹き替えを担当されていた声優の家弓家正さんも亡くなっていますが、それにしても今回は突然の訃報で驚きました。

 


冒頭の言葉は『ヒューゴの不思議な発明』に登場する台詞の一つです。

彼の映画界における役割「功績」は非常に大きいものです。

久々に過去の出演作品を見返したいと思います。