『雑感』

稀に更新します。

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」感想と福島牝馬S予想

 

 

10日から「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」が公開されています。

今年のアカデミー賞最優秀作品賞を受賞。WOWOWで生中継された特別番組で、女優寺島しのぶさんが当作のラストシーンに堂々と言及してしまい、大顰蹙を買うハプニングが話題となりましたね。
オスカー以外にも数々の一流映画賞で各部門を制覇した影響もあってか、劇場の入りも良い感じ。

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意地が悪いよ、イニャリトゥ先生。

フェリーニ8 1/2」や、北野武TAKESHIS'」にも通じる"苦悩"を、マイケル・キートンにやらせるんだ。

かつて"バードマン"というスーパーヒーロー映画で人気を博した老俳優リーガンが、落ち目からの再起を図り、レイモンド・カーヴァー『愛について語るときに我々の語ること』の舞台化という"無謀な挑戦"に挑むお話。
要は「元人気アイドル俳優が落ち目になり、再起を図って村上春樹の小説を舞台化し始めた」感じですかね。

イニャリトゥ監督は、ここに「21グラム」「バベル」同様"噛み合わない親子の対話"要素を盛り込んでくる。
超絶ハードルの高い題材で(無謀にも)初ブロードウェイに挑むリーガンは、付き人である娘との関係でも悩み、共演者やスタッフとは喧嘩を繰り返す等てんてこ舞い。制作が行き詰まり、楽屋で「自分には才能が無い…」と一人苦悩するリーガン。そこに「お前は天才だ!」と何度も発破をかけるバードマン(もう一人の自分)の幻影。精神的に追い詰められた末の自虐と自己愛。"エゴ同士のぶつかり合い"は見ていると辛くなります。

しかし、必ずしも素晴らしい作品は「才能ある人間」「頭の良い人間」だけが撮れる訳じゃありません。
ゲネプロで失敗を犯したリーガンに、NYタイムズの演劇批評家ディッキンソンは厳しい言葉を投げかけます。まるで「セッション」のフレッチャーみたいに…全ての意味で追い込まれた老俳優は、ある決意を下します。

決して無知である事が良いとは思いません。しかし、無知だからこそ"無謀な挑戦"が出来る側面もあり、それは時に"予期せぬ奇跡"を起こすかもしれない。冒頭の"気狂いピエロ"演出から"イカロス墜落"を思わせるシーン。
アウトレイジ」を完成させた北野武の様に"大人になれるか"を半分現実的、半分空想的に描いた上で悩める人たちを救う「意地の悪い!(笑)」作品だと感じました。約2時間“ほぼ”ワンカット編集含めておススメです。

 

 

土曜メインは福島牝馬S。いかにもG3という面子が揃いましたね。
先行馬が揃った印象も人気はパワースポットやブランネージュになる様で…どうなのでしょうか。

 

 

福島牝馬S
◎ペイシャフェリス
〇アルマディヴァン
オメガハートロック
メイショウスザンナ,グレイスフラワー,ブランネージュ,リラヴァティ,パワースポット
【逃げ候補:ミナレット、ペイシャフェリス、リラヴァティ
⇒苦手なレースなので手短に。Bコース替わりで時計は早くなり、人気馬の差し遅れは十分にあり得る。ここはペイシャフェリスがハナになる。出足は3頭の内一番。石川ではないミナレットと松山ではないリラヴァティは無理せず慎重に乗る可能性も。急緩急のペースから徐々に厳しくアップ。先行馬+差し馬。
☆本命はペイシャフェリス。逃げ方が大事。川島に多くを期待出来ないが、レースの主導権を終始握れば馬券内に残ることは可能と見る。相手はその他人気薄の差し馬を手広く買いたい感じ。

 


錦S
ウインプリメーラ
〇トーセンソレイユ
▲ダイナミックガイ
△ボンジュールココロ、カバーストーリー
【逃げ候補:エルカミーノレアル、ウインプリメーラ
⇒岩田が逃げてもウインが逃げても速くならない超高速馬場。スローとなれば後続は厳しい。加えて今年はディープ産駒がいない。本命はウインプリメーラ。今回鞍上が余計な事をしなければ。相手は人気馬中心に。

 

 

メトロポリタンS
◎ニューダイナスティ
〇リベルタス
▲エックスマーク
△ヴィクトリースター、ヒュウマ、ホーカーテンペスト
逃げ候補:ヒュウマ
⇒ヒュウマは緩めないんだろうけど…2,3番手のニューダイナスティやリベルタスの対応は重要。ヴァーゲンザイルやホーカーテンペストは自ら押し上げないといけない。本命はニューダイナスティ。ジリジリだが脚を溜めたならスピード持続力を見せてくれる。内枠が欲しかったが、ここ2走は度外視できるし、オールカマー新潟記念も不可抗力。それでいて着差は少ない。スムーズなレース運びが期待出来るし、武豊に翻弄されなければ。