『雑感』

稀に更新します。

2014年公開邦画の振り返り(3)と全日本2歳優駿予想

 

 


2014年の邦画ランキングも上位3作を残すのみ。
個人的には「見て疲れる作品」が多かった印象。そんな中で「参勤交代~」は上手く嵌まったのかなと。

 

 

3位 そこのみにて光り輝く

youtu.be ※今回も池脇千鶴の残念おっぱいを拝めます。

"函館ディストピア"を描いた佐藤泰志原作を呉美保監督が菅田将輝、綾野剛池脇千鶴の3人を迎えて映像化。
奈落の底から光を目指す物語ではなく、奈落の底で光を見つめる物語と言えます。登場人物たちは"運命"的にも「そこ」で生きる選択肢しかない。厳しい生活状況で必死に「真面目に」生きようとするのですが…。
特徴的な人物描写や緊張感が伝わる画カット。火野正平さんの佇まいや、菅田将輝くんと綾野剛さんがタバコを吸う場面。食事シーンの絵作りが素晴らしい。「そこ」を悲観的に描かず、故に重苦しい。見ていて辛い。
高橋和也の非道な悪役も良いですが、やはり池脇千鶴。快楽と苦痛が紙一重に交わるセックス。一時的とはいえ闇からの解放を象徴するセックス。(裸を見せた方が良い場面で)期待に応えてくれます。最後は主人公3人に"そこ"でも光り輝く瞬間は訪れるのか。観客の心に傷をつける"ディストピア邦画"の誕生です

 

 

2位  WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常

youtu.be もはや伊藤英明は「普通の人間」を演じる事が出来ない…?

矢口史靖監督×三浦しをん原作。どうしても「期待値高め」に設定してしまいます。
これが面白かった。「ハッピーフライト」を超えるのは難しいと考えていましたが、今作の方が笑ったかも。
序盤から"ベタな展開"が続きます。これを魅力的に見せるのが演出と演技。例えば、過酷な作業シーンもガチで俳優さんが演じている。単に林業(田舎)の良さを際立たせる事はせず、むしろ不便だったり、村社会の面倒臭さも描かれています。伊藤英明さんと長澤まさみさんのキャラが突出している中で、他の人物はリアルな造形。
物語の鍵となる"お祭りのシーン"も下ネタを包み隠さない。この辺は"世界の亀山モデル"だと苦しかったはず。釣りバカ以来の"夜の営みギャグ"も笑いました。染谷くん演じる"今どき少年"も、成長するから気持ちが良い。
エコだ、ロハスだ、と叫ばれる中で、真の「地域密着」を楽しく描いた娯楽作品ではないでしょうか。

 

 

1位 紙の月

youtu.be 耳が遠い(?)おばあさんの下りは考えさせられます…。

「八日目の蝉」角田光代原作を、「桐島~」の吉田大八監督が、宮沢りえを主演に迎えて映像化。
改めて"女優"宮沢りえを再確認しました。単なる犯罪作品・感動作品に非ず。

よく"普通の生活"という言葉を耳にしますが、"普通"とは何だろう。平凡な日常生活も、バレない不倫も普通の範疇かもしれない。物語序盤は"普通の生活"を送る宮沢りえ(梨花)と他者の対比が描かれます。中でも"媚びない小林聡美"と"俗物的な大島優子"は梨花を揺さぶる。ある種"羨望ベース"の煽りを感じます。

梨花は他者から一目置かれる存在。石橋蓮司の尊大な態度(警戒ベース)、田辺誠一の鈍感な夫(信頼ベース)にも通じます。まぁ"普通の銀行員"役を宮沢りえにやらせる訳がないのですが(笑)当然梨花自身は気づいていない。
そこで"駄目な若者"の池松壮亮と出会ってしまう。格好良い上に守ってあげたい雰囲気は地下アイドルに近い。これを含めた様々な因果が「不倫」「横領」に繋がります。お金や手形を扱う場面には妙な緊迫感も。

不正を始める瞬間など、音楽の使い方も格好良くて、性行為のシーンも適当な描き方(要は見せない)をしている印象。不正がバレて墜落する終盤も速いテンポで進む中、最後に小林聡美宮沢りえの「一騎打ち」が始まる。ここが作品(映画)の重要箇所で、梨花が(実は隅さんも)真に"普通"という呪いから脱却する好機を得る訳です。

 ハッキリ言って原作とは別物。吉田大八監督の挑戦が受け取れる作品かと思います。
その期待に応えた宮沢りえ大島優子小林聡美3人の力も大きい。間違いなく今年ベストです。

 

そんな感じで。最下位は「ルパン三世」で文句無し。

 

 


砂を入れ替えた川崎競馬場。いよいよ年末のクリスマス開催ですね。
昨年はホワイトクリスマス賞で一撃。トキノゲッコウ、シルクスノーマン、ナイトシアター。
3着が金子なら3単30万くらいで、年間収支大幅プラス確定だった覚え。今年も「6ケタ」馬券狙います。

 


全日本2歳優駿
◎クラバズーカー
ディアドムス
▲ラッキープリンス
△タップザット,ワンダフルラスター,パーティメーカー,タケルオウジ
【予想】
とにかく上がりが遅い。時計のかかるタフな馬場。
クラバズーカーはスターキングマン産駒、ピッタリの血統ではある。前走は前が苦しくなる展開を途中で勝ちに動いて、デヴァスタシオンに差されなかった。宮光騎手は昨年の勝ち騎手。力差も中央馬に引けを取らず、心配はない。枠は内枠偶数となった。イン突きが嵌まる馬場に変わることはないだろうし、内で溜めて外に出す競馬。壁が出来ることはないと思う。
ディアドムスは前走北海道2歳優駿がドンピシャだった。稍重馬場でハイペース。前が苦しくなる展開を3コーナーから進出して、これを一気に差し切った。
プラタナス賞ではスピード馬が先行する中、途中でペースが緩んでしまい、府中ダートマイル特有のL3ハロン速力戦になってしまった。
今回はロンスパ戦が予想されるので、スピード負けすることはないはず。