『雑感』

稀に更新します。

差せるサウス産駒の考察とマリーンC 2014年予想

 

 

2007年に2歳馬がデビューした新種牡馬の中で最も期待を背負っていたのが、シンボリクリスエスです。

但し、同年に特別戦を勝てず。POG期間内は重賞1勝(ダンツキッスイ),OP特別2勝(サクセスブロッケン,ソーマジック)という微妙な結果に終わりました。モンテクリスエス,サンカルロ,マチカネニホンバレがその後に台頭しましたが、この年の主だった新種牡馬の初年度産駒は軒並み苦戦していた覚えがあります。

 

そうした中で、初年度~2年目から独自の大活躍を見せたのが「サウスヴィグラス産駒」です。
約1年半でJRA33勝に対して、地方競馬
断トツの137勝。昨年には"年間300勝"と"5年連続年間3ケタ勝利"を達成。サウス産駒の躍進は決して予想外ではなく、初年度産駒が生まれた段階から「馬格があって"筋骨隆々"」等と生産者の間では高く評価。当時の幼駒セールでも活発に取引されていました。

 

中小牧場の傍流血統を付けても現代競馬のスピードに対応できるから、毎年3ケタを超える種付け頭数。しかし通算勝利数と重賞勝利数の割に獲得賞金は少なく、後継となり得る大物も輩出されていません。
コテコテの米血統で、非社台SS系との相性が難しい。かつてのアジュディケーティングを髣髴とさせますが、果たして「潰しが効くダート種牡馬」と結論付けても良いのか?自分としては、少し疑問です。

 

というのも、何頭かいる"差せるサウスヴィグラス産駒"に大きなヒントが隠されている気がするのです。

現在サウスヴィグラス産駒の「成功例」が"ミスプロ4×3"と母父アサティスです。前者はナムラタイタンケンブリッジナイスが、後者はラブミーチャンを始めとするグランド牧場の血統馬が該当します。
後者は"ニックス"の可能性があり、大半の繁殖馬を所有するグランド牧場は今後種付数を増やしそう。

個人的に注目してるのが、母系リボー持ちと母父メジロライアン。前者は母父アサティスを始め、母父ブライアンズタイム(トーホウドルチェ、サウスビクトル)、ジーエスライカー、ナムラタイタンも該当しており、後者は少ないサンプルですが、コスモケンジ等産駒5頭中4頭が勝ち上がっています。
現3歳馬だと、コーリンベリー,スコペルタ,スマートバベル,クロスオーバー(且つ母父アサティス)といった活躍馬が"ミスプロ4×3"。サノイチ,ニシノラピート,エイシンヴァラーが"リボー持ち"で勝ち上がり。

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コーリンベリーの3連勝は内容も優秀です。(図の※はスローペース,下線は1着入線を示す)南関のタイムランクは独自に算出しましたが(あんまり当てにならないです涙)、稍高速~高速馬場で水準以上の走りを見せています。その一方、厳しいペースの消耗戦になると脆くなる面を感じます(例:マリカの前走)。

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リボー持ち(主にロベルト系)は勝ち上がった後に苦戦する傾向。新馬戦を逃げ切った馬(下3頭)より、差した馬(上3頭)の方が将来性を感じますね。血統的にも完成は古馬になってから。引き続き様子見。

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まぁ仕方ないですが、母父メジロライアンは上記3頭のみ。2歳世代も登録なし。
やはりサウス産駒は「基礎スピードを活かす競馬」が望ましい感じです。ハナに拘る競馬を徹底すれば、勝ち鞍は稼げるのかもしれません。しかし、他のスウェプトオーヴァーボード産駒やアドマイヤムーン産駒みたいな「気性難」「極端さ」が気になりません。逃げを打ち過ぎて「闘争心を抑える事が出来ない」場合を除いて。
エンドスウィープの後継種牡馬の中でも「器用さ」や「自在性」を感じるのは、僕だけでしょうか?

お蔭様で(?)2歳馬にも母父アサティス,母父ロベルト系は一定数いる様ですし、真打ちの登場は近そう。
母父SS系配合も諦めていません。中でも"ミスプロ4×3"配合で名前が出て来たジェイドロバリーとマイニングを持つゼンノロブロイ産駒。母父マンハッタンカフェ産駒は既に現役2頭が出走(共に未勝利)。ボールドルーラー持ちだし、母系次第で高速条件向きのダート馬が生まれそう。社台ファームさん、期待していますね(笑)

 

年々種付頭数と勝ち鞍が増加するサウスヴィグラス産駒ですが、そろそろ良い年齢。一時代を築いたエンドスウィープ産駒初期の傑作を「単なる潰しの効く種牡馬」で終えても良いのか。サウス産駒を所有する陣営も"固定観念に捉われないで欲しい"。そう感じます。

 

 

船橋競馬場牝馬限定重賞のマリーンCメーデイアが引退して、ワイルドフラッパーの時代が到来。前述したサウスヴィグラス産駒のクロスオーバーも出走します。3歳軽斤量ですが、流石に厳しいか…

 

 

マリーンカップ
ワイルドフラッパー
サマリーズ
アクティビューティ
△カイカヨソウ,トウホクビジン
先行馬想定:サマリーズ
サマリーズ,アクティビューティ,ワイルドフラッパーの隊列が濃厚。他は付いて行けないかと。というわけで、ワイルドフラッパー盤石。本質的には持続力が問われた方が良いはず。この面子なら。
サマリーズは逃げ濃厚。中盤の過ごし方とワイパーの仕掛けどころ次第。アクティビューティも追走し易そう。後は中弛みペースになった場合に早仕掛けを狙うカイカヨソウと"漁夫の利"狙うトウホクビジン。

 

春風賞:◎リコーシルエット
この面子で内枠なら先手濃厚。地重い川崎マイル延長から湿った船橋1000m短縮は買わざるを得ない。

 

さくら特別:◎フジブラックダイヤ
イグアスノニジは控えそうだし、最内ネバーシーストップは出すしかない。外枠勢の出方次第。差せそうな馬はフジブラックダイヤ。要所で小足が使える馬で、省吾替わりは好感。岡林×張田と迷った。

 

花まつり特別:◎ホクト
外枠から先行馬が出して行く。イチゲンパワーが残せる馬場なら厳しいが、ホクトの内差しに期待。