『雑感』

稀に更新します。

日本調教馬の北欧での成功と七夕賞&プロキオンS 13年予想

 

 

6月30日にクランペンボー競馬場で行われた重賞ダンスクダービー(デンマークダービー)。

勝ったのは1番人気のクワイトアミッション。内3番手を追走から直線先頭に立つと、最後は詰め寄るロックザレジェンドを抑えて、スウェーデン(瑞典)2000ギニーに続いての連勝。北欧後で"変則2冠"を達成しました。
スウェーデン産のクワイトアミッションは、父エイシンダンカーク,母シアターアンティーク,母父シアトリカルという血統。半姉にノルウェーダービーなどを制したシアトリカルアワードがいます。

エイシンダンカークは米国産のミスタープロスペクター産駒。母親は愛1000ギニー馬のフォレストフラワー。平井豊光氏が購入して日本で走りましたが、期待とは裏腹に13戦3勝。良血を買われて種牡馬入りしました。
とはいえ、条件戦止まりの馬には繁殖が集まらず、産駒デビュー前に米国ウィンチェスターファームの吉田直哉代表の手引きでスウェーデンのRavdansen牧場に(アメリカ経由で)移動。これが大成功を生む事になります。
10年の瑞2000ギニーは"Jelly Roll"が優勝。地元クラシックを制し、他にも重賞勝ち(善戦)馬を輩出。11年にはスカンディナヴィア半島の平地リーディング種牡馬に輝いています。「流石ミスプロ直系」といったところ。

最も北欧はトロッター競馬が盛んな地域。平地競走は強く根付いていないのが一因だったりもします。

クワイトアミッションに騎乗したP.A.グラバーグ騎手はノルウェーダービー3勝目。1000勝以上をあげるストックホルム出身のベテラン騎手で、同馬を管理するN.ペターセン厩舎に所属しています。そのペターセン師は欧州各国で競馬経験を積み、1998年に開業。現在までに数々の大レースを勝ち、同地を代表するトレーナーです。
10年にはタイムリージャズという英国産馬でドバイ遠征を敢行。ところが、目標のUAEダービー競走中止。現地でも、残念なニュースとして取り上げられました。

競馬の「グローバル化」が進む中で、日本競走馬の放出が進むことは重要であると考えられます。
但し、問題点は多い。日本を含め「自国繋養馬を囲い込む」保守的な方針は欧米にも通じます。個人馬主なんかは「国内に留めたい意識」が強い傾向にあるし、大手クラブ馬も種牡馬ビジネスを見越した会員が多い。
こうした経緯から、海外に輸出される種牡馬は「超一線級からは落ちる」印象です。それでも、成功している。

衛生面の問題もある。特にアフリカ,南米などは検疫制度が厳しいですね。
日本から輸出される種牡馬は少ない…とは思いません。むしろ、数多くの輩出馬が重賞で結果を残している。
重要なのは、選択肢を増やすこと。例えば中央競馬から地方競馬に移籍する様に海外移籍の手もある。
目先ではなく「国際的、長期的な目で利益を得る」仕組みを考えていく事も重要ではないかと僕は感じます。

 

七夕賞:◎ダコール〇マックスドリーム▲マイネルラクリマ
⇒このレースが難しくて、基本的には"中弛み勝負"。決め手+地力勝負ですが、福島2000m戦の構造上、持久力が問われて、単調な逃げ馬は沈むし、末脚一辺倒の追い込み馬は不発に終わる。買い目が増えがちですよね。
☆条件時代は「追走能力」に疑問があったダコール。ローカル重賞でも末脚を見せているが、長く末脚を使える割に詰めが甘い。内枠の分、直線外への切り替えに苦労しそうだが、乾きかけの馬場は向くと見ている。

 

プロキオンS:◎シルクフォーチュンセイクリムズンアドマイヤロイヤル
⇒トシキャンディが逃げて、高速条件で淡々と流れる。スピード勝負からの差し競馬は必定。
シルクフォーチュンの末脚が活きる。セイクリムズンの基礎SPを含めて「南部杯」の様なレースを期待。