『雑感』

稀に更新します。

「クロユリ団地」の感想と安田記念2013 予想

 

 

AKB48を卒業した前田敦子主演「クロユリ団地」を見てきました。
"ホラー映画"ですが、"ホラー映画"ではない。既存のジャンルに当て嵌まらない作品だなと感じました。

youtu.be 予告編からも色彩の使い方が特異というのが分かりますね。

秋元康が「着信アリ」以来のホラー小説を企画し、「リング」中田秀夫監督を起用した本作。
タマフル(TBSラジオ ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル)でもお馴染みの三宅隆太さんが脚本を手掛けており、音楽は川井慶次さんという事で観に行ったのですが…とても憂鬱になる作品でしたね。

三宅さんの脚本は、ごく普通の人間がいつの間にか"異なる世界"や"非現実的な体験"に誘われたり、忘却の彼方にあるトラウマが突如"flashback"する展開が多く、観客側に単なる霊現象ではない怖さを植え付けてきます。

導入は定石通りの"ホラー展開"。中盤で主人公を取り巻く環境が少しずつ変化を見せ始め、同時に"ある友人"の様子も変貌し始める。本当に怖い存在が浮き彫りになるまでの流れはお見事で、最近の"モンスターっぽい"幽霊が登場する作品の多さに警鐘を鳴らす意図を感じました。着実に前田敦子さんの演技力も上がっていますね。

特に"(悪霊の)真打ち"が登場した時の演出が面白い。暗闇に青白い人影ではなく、キャバレーの様な怪しい光の中に普通の人影が現れるんですが、これが○○という。人体欠損や小煩いビックリ描写もなく好感が持てます。
生死を分ける「超えてはならない一線」を巡る攻防も(まぁ超えるんですが)緊迫感あって良かったですね。

但し、終盤の展開がもう一つ。悪霊と霊媒師が対決すると「ロクな事にならない」のは着信アリと同じです。
最後に悪霊が(ある人物を)地獄に引きずり込む展開も蛇足だし、恒例の「うわぁ~」という叫び声で萎えます。
この辺は「Jホラーらしい」といえばご名答で、まぁ仕方ないのかなとは思いました。

中田監督は常に"新しい怖さ"や"恐怖演出"を提示してくれるし、散りばめた伏線を回収しない事もありますが、その見放す感じは潔くて。後出しジャンケンで伏線を無理矢理繋ぎ合わせる(T幸彦的な)事はしないんですよ。

何より「ヒロインが恐怖する映し方」が素晴らしくて、今回のあっさん(と成宮くん)はお見事でした。
いわゆる「Jホラー」を見たい人にはお薦め出来ませんが、僕は好きですよ。

 

 

そんな感じで…。
日本ダービーが終わり、競馬界は新たなスタートを迎えます。
春のG1戦線は続いており、今週は安田記念ロードカナロアにとっては"大一番"。
ここを勝つと種牡馬人生が大きく変わるでしょうね。
 

 

 

安田記念
マイネイサベル
ロードカナロア
ショウナンマイティ,ダークシャドウ
サダムパテック,グランプリボス,ダイワマッジョーレ
前列想定:シルポート,カレンブラックヒル
シルポートはじわじわと先手を奪って、淡々とペースを刻む馬。酒井替わりで無理矢理逃げる様なら、今年もハイペースになりそう。カレンブラックヒルヴィルシーナが隊列を形成すると中弛みもあり得るが…。
☆東京マイル戦で淡々と流れる場合は"差し競馬"。持続力と底力が鋭い末脚と共に期待されます。

マイネイサベルを本命に。前走はスロー展開を差す競馬。伸びそうで伸び切れなかった。2走前の厳しい競馬、3走前の残り1Fバテ差しからも後半持続力と底力を問われた方が良い。鞍上不安も直線上手く外に出したい。
ロードカナロアが初マイル戦を迎える。ここまでの競馬を見ても「単なる短距離馬」出ない事は明白。多少ペースも流れた方が良いだろうし、スピードは最上位。ショウナンマイティも中距離実績と能力を評価したい。

ダークシャドウは本命にしようか迷った。同馬は厳しい流れよりも、中弛みから早仕掛け展開の方が合いそう。これはヴィルシーナカレンブラックヒルのG1馬2頭も同様。持ち前の決め手が活かせない懸念がある。
逆にサダムパテックは展開向くも、大外枠がネック。グランプリボスも最後ガス欠しそう。この辺が難しい。