『雑感』

稀に更新します。

中山グランドジャンプ 2013年 予想

 

 

エイントリー競馬場では、6日夜に「伝統の一戦グランドナショナルが行われました。

1836年に創設。スピード・飛越・スタミナの三拍子が揃わなければ、完走すら叶いません。障害競走で世界最高の賞金額を誇り、芝36F(約7km)の長丁場と30か所の過酷な障害を走破するハンデ競走です。
ビーチャーズブルック,フォイネボン,キャナルターン,バレンタインズブルック,ザチェアといった屈指の難関障害は多重事故に繋がりかねない。日本の障害馬が走り切るのは、現状難しいかなと思います。

優勝したのは"11歳馬"のオーロラズアンコール。軽ハンデを活かした競馬で"波乱の決着"となりました。今年はコース及び各障害に事故防止の工夫を施したことで、全馬完走を達成。欧米で最も知名度の高く、最も売れるレースが滞りなく開催されたニュースは日本でも浸透して良いはずなんですが…

 

さて、いま世界で最も注目されている牝馬が、スティーブルチェイサーのスプリンターサクレ。

3月に開催されるチェルトナム・フェスティバルの中の主要競走クイーンマザーチャンピオンチェイスでは、昨年の覇者サイジングヨーロッパを突き離して19馬身差の圧勝。SC馬史上第3位となる「192」レーティングを獲得しました。今回のGN開催(メリングチェイス)にも参戦。古豪キューカードを一蹴しています。間違いなく歴史的な名牝。その走りを是非日本でも紹介して欲しいんですけどね。

GN開催を見ると、エイントリーハードル(2.4F)ではザルカンダーとザニューワンの一騎打ち。
今や"凱旋門賞馬の弟"という枠を超え始めたザルカンダー。このまま長距離ハードル路線に進むようだと最強ハードラーのビッグバックスに、A.P.マッコイ騎乗アットフィッシャーズクロスと役者が揃います。
こうした障害競走界の勢いに日本の障害界も乗りたいところ…今年の中山GJは注目の一戦です。

既にペガサスジャンプSにも出走していますが、愛馬ブラックステアマウンテンに騎乗するR.ウォルシュ騎手。A.P.マッコイ騎手と共に「世界の障害競走騎手でトップに君臨する名手」が来日しているのです。管理するマリンズ師の方針を考えると、一変は有り得る。後は日本特有のレース質に対応できるか。


 

中山グランドジャンプ
◎ブラックステアマウンテン
バアゼルリバー
▲リキアイクロフネ
△シゲルジュウヤク,タニノハービービー,マイネルネオス
前列想定:シゲルジュウヤク,ハクサン
阪神SJを逃げ切ったシゲルジュウヤクが淡々と。その後ろにハクサンが取り付ける。バアゼルリバーやブラックステアマウンテンも前受けを狙い、リキアイクロフネマイネルネオスは後方から。

バアゼルリバーとブラックステアマウンテンの位置取りが重要。共に基礎SP面で劣りますが、この面子なら前受けを狙えます。バンケットを通過して、外回りコースに入るところ迄で上手く押し上げたい。広いコースを大回りして、ハードル障害を跳べますし、TS持続力と飛越の上手さが問われますね。

ブラックステアマウンテンを本命に。前走は明らかな"仕込み"。後方待機というより、殆ど早歩きのまま飛越を確認していました。陣営も「障害を高く跳び過ぎるので修正した」と言及。これは重要な事で、同馬は70kg近い斤量を背負いながらタフな洋芝を走り、高いハードルを飛越していた馬。実戦確認を経て修正を行うスタイルは正に欧米式です。鞍上は「世界一のジャンプ騎手」R.ウォルシュ。あれだけの大敗明けなら、マークが張りつく事はないし、斤量も据え置き。マリンズ厩舎の矯正効果に期待です。

対抗は昨年2着のバアゼルリバー。2走前から位置取り失敗が際立つも、決め手と持続力は変わらない。好位~中団を取り切り、バンケットを利用したい。早目に動く様だと、最後詰めは甘くなりそう。
リキアイクロフネも立ち回り次第。前走良い先行力と持続力を見せた。障害の田中剛厩舎に期待したい。

シゲルジュウヤクは展開的に恵まれそう。恐らく左回り向き。初の大障害コースに関しては不透明な点が多い。熊沢騎手なら"強気の競馬"を期待出来るし、上手くレースをコントロールしたい。穴は中山コースで良い走りを見せるタニノハービービー。前走の基礎SPと上がり性能は評価できる。"漁夫の利"狙い。