『雑感』

稀に更新します。

若松孝二監督の訃報と菊花賞2012年展望

 

若松孝二監督がお亡くなりになりました。

交通事故で重傷と聞き、何とか回復をと思っていた矢先の訃報。非常に残念です。

最初に見た若松作品は、BSi『文學の唄 恋する日曜日』という『ケータイ刑事銭形零』の後番組。田山花袋の『蒲団』を現代解釈した作品で、当時は原作の存在も知るはずなく、何となく見た感じ。この頃、つかこうへい舞台で注目され始めた黒木メイサは「沖縄の美しい少女」で、丸眼鏡の佐野史郎さんと共に覚えています。
その後『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』を見ましたが、原田眞人監督『突入せよ!』により重々しく、最初に見た時は難解だったと記憶しています。数年後に見返して色々気付く事になるんですが。

そんな調子で、若松監督の最新作『海燕ホテル・ブルー』を観た時は衝撃的でした。
冒頭、海のカットから無台詞・無音楽が続く。波の音が静かに響くシーンと思いきや…「!」こう仕掛けてくるのか。その後主人公らしき男が道を尋ねるシーンも「!」があったり、序盤から演出に仕掛けを入れてきます。やがて主人公を含む3人の若い男たちは謎の美女(?)と出会い、生活がおかしくなっていく。あな恐ろしや!
観客も夢か現実か分からなくなるロマンチズムな感じ。若松版『君の名は希望』と書くと語弊しかないが、素性不明の女性に翻弄される男たちを見ていると、それは「愚か」かもしれないが、「健全」にも見える不思議。
本名の井浦新に戻したARATAさんの演技も良かったです。しかし、最新作を撮る予定だったのは非常に残念。
同じくARATAさんが三島由紀夫を好演した『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』『中上健次原作『千年の愉楽』を含めた3作が事実上の遺作。これが最後になるんですね。

 

 

さて今日は菊花賞ゴールドシップはともかく、他2~3席は多くの馬にチャンスがありそうです。

 


菊花賞
◎タガノビッグバン
ゴールドシップ
ベールドインパクト
エタンダール,ユウキソルジャー
⇒ビービージャパン単騎。トリップとタガノビッグバンが続く。比較的縦長馬群を想定したい。
中心はゴールドシップ。2走前は高速ハイでガス欠。勝負の仕掛け所は「向正面~3角」なのか「3角~4角」なのか。前走を見る限り早めに仕掛けてくる可能性は高い。トップスピードでは劣るが、スタミナ持続力は随一。
いずれにせよ、好位より後ろを追走する馬は人気馬の動き次第になり、後手を踏みやすい感。

本命はタガノビッグバン。淡々と先行できる素質に期待した。前走は序~中盤緩るく入って長く末脚を使う。2走前は平均ペースを早仕掛け先頭。今回は逃げ馬を見ながら単独番手の公算が高い。後続を引き付ける競馬じゃなく後続を引き寄せる作戦で行きたい。要はゴルシが動く⇒他馬が動く⇒時点で先頭に立つなり、セーフティを作ること。血統構成(フジキセキ×ファンシミン)からも「願望に近い」が、折角差し馬が人気になるなら逆に張ってみる。

ベールドインパクトは大舞台に強い血統。非根幹距離(タフな距離)で長く末脚を使える馬。京都内枠は位置取り面から好材料。前走は終始馬場を気にする競馬。良馬場ならゴルシの動きに併せて動いても、十分楽しめそう。
エタンダールは鬼門の「ガリレオ持ち」だが、先手を奪う「奇襲」を見せたら面白い。ユウキソルジャーは真逆の「ダンス&ロベルト持ち」だが、タガノやエタンに比べて足遅く、ましてや外枠。内枠なら秋山渾身のイン突きが見れたかもしれませんが…。とはいえマウントシャスタやロードアクレイムよりは買いたいですね。