『雑感』

稀に更新します。

初秋の薔薇戦争~ローズS 2012 予想~

 

 

先日、シェイクスピアソネット(詩集)に関する特別講義を受けようとしたのですが、スケジュールが合わずに断念。独学とはいえ、演劇を学んでいるとシェイクスピア作品は避けて通れません。勿体無い事をしました。

シェイクスピア作品を読んでいると、彼の作品は複雑に見えて単純に思えたり、単純に見えて複雑に思えたり、この解釈が難しい。一方、初期作品を見ると薔薇戦争時代を舞台にした『ヘンリー6世』や『リチャード3世』など、司馬遼太郎の役割(正史的)も担っています。物語設定は未来の作品に大きな影響を与えていますね。

春先に『コリオレイナス』を現代的に解釈した『英雄の証明』を観ました。レイフ・ファインズの初監督作品。ローマ時代の「民衆と貴族の対立」を大戦末期~冷戦期に紛争を抱える独裁国家へと転用。物語は戯曲に忠実。設定は現代的。シェイクスピアを熟知した面白い作品になっています。映画としては「良くも悪くも舞台的」で距離感だったり、戦争描写の現実性に欠けますが、感情の揺れ動きや人物の擦れ違いはしっかり描かれてます。

マーシアスが「英雄」なのかは別として(放題の問題)、難解な設定を演技で補う事に意味があると感じました。最近は『ハリーポッター』でヴォルデモート卿を演じるレイフですが、日本でも公演経験のあるシェイクスピア俳優。共演するジェラルド・バトラーブライアン・コックスも良かった。『ハート・ロッカー』を髣髴させる戦闘シーンにも注目です。何せ、セルビアの対テロ特殊部隊(本物)が演じているんですから…。

武将が母親の愛に翻弄される姿はアレクサンダー大王平清盛にも通じますね。真実か嘘かは別にして、民衆に浸透しやすい設定かもしれません。民の声に一喜一憂する状態の者が身近な人の言葉に翻弄されない訳がない。逆も然りでオフィーディアス将軍やメニーニアスの心情変化も複雑な対立構造に変化をもたらします。

複雑な政治的駆け引きは、単純な感情によって揺り動かされる。シェイクスピア以降の創作物に広く通じる場面です。尖閣竹島問題など、改めて民主主義とは何かが問われる時代だからこそ、一つ見ておきたい作品です。

 

さて、今週の中央競馬はシルバーウィーク3日間開催。秋華賞TRローズSが行われます。ハナズゴールが取消。一気にジェンティルドンナヴィルシーナの「薔薇戦争」ムードですが、そこは前哨戦。分かりませんね。

 


ローズS
ヴィルシーナ
〇ラスヴェンチュラス
ジェンティルドンナ
トーセンベニザクラ,スピークソフトリー,キャトルフィーユ
逃げ候補はキャトルフィーユサンマルクイーン。その後ろに2強。ペースは落ち着きそうで、展開的には2強を倒す事が非常に難しいなと。先行馬が崩れた所を「漁夫の利」狙うにも、やはり人気馬優勢という。
ヴィルシーナの逆転に期待。桜花賞では目標にされ、オークスでは捕まえきれず、今回は「目標に出来る」点を重視したい。本番前で阪神急坂なら逆転可能だと見ています。また2着なんだろうなぁ…(おい)
ジェンティルドンナは休み明けよりも末脚を出し切れないのが怖い。その点緑枠は好材料だと思います。問題は位置取り的に自ら動く立場だという事。2冠馬ですが、この辺は未知数ですね。
それならラスヴェンチュラスを狙いたい。夏競馬では「あと一歩の競馬」が続きました。ディープ産駒でも持続寄りだと思います。トーセンベニザクラも同様ですが、先行勢が2強に屈するようなら連下で拾えます。

 

 

おまけ

 


ラジオ日本賞
グランドシチー  
〇パワーストラグル  
▲スマートタイタン,トーセンアドミラル  
⇒スマートタイタンVSトーセンアドミラル。この先行争いを見ながら他馬も追走。良馬場でタフな条件。単純に2頭の行った行ったはないかなと。狙うは持続力ある差し馬。この2頭かなと。
グランドシチーは前走エルムSでも良い末脚を見せました。どの条件でも確実に末脚を使えますね。

 

野路菊S:◎フジノストロング
ラブリーデイが差し損ねる展開を期待したい。潰される様ならサンマルホームが差してきそう。
両方セットで買いますか…タガノエンブレムを評価していないので、この3頭中心で狙います。

 

金沢オータムスプリント:◎ケージーアメリカン
⇒これは冒険。元々は短距離で活躍していた馬。待望の距離短縮は格上挑戦ですが、実は悪くない条件。
淡々と逃げるシンボリバッハ川原をナムラダイキチが潰しに行けば他馬は苦しいはず。「漁夫の利」作戦です。