『雑感』

稀に更新します。

バトルシップを見てきた感想

 


色々と感想をまとめたい映画が多い訳ですが…今回は『バトルシップ』の感想を真っ先に。

youtu.be チキン・ブリトーが食べたくなる映画だ…

単純明快。宇宙人との戦争を"馬鹿&真面目に描く"点は「マーズ・アタック」「スターシップトゥルーパーズ」にも通じます。一方"プロパガンダ要素"も強くて、愛国映画という批判も分からなくはありません。

この類いの(B級風)作品は"ダダすべり"する可能性も秘めており、その疑念を後押しする様に、上映開始後直ぐ「訳・戸田奈津子」の文字列が大きく表示。これは"保険"なのでしょうか?一部の客席からは失笑も(笑)

冒頭は「ゴジラビオランテ」を意識した演出。ティム・バートン庵野秀明にも通じるヲタク感を見せます。ここから日本の連続ドラマ的「(侵略の)危機と(主人公たちの)日常の同時進行」が続き、正直面白くないです。

但し、ピーター・バーグ監督の拘りでハリウッド映画によくある「アジア系アメリカ人が日本人を演じる」手法は用いず、自衛隊エキストラも殆ど日本人。流暢な日本語が洋画で聞けるのは嬉しいですね。
日米サッカー対決の場面では、ハリウッド映画初(?)の「ニッポンチャチャチャ!」が聞けるのも見どころ。

物語が動き出すのは、日米連合艦隊らによる環太平洋合同演習が行われるハワイ沖。満を持して、宇宙人襲来…なんですが、この来襲シーンが失笑もの。技術との整合性が全くつかない"ダサさ"なんですよ(笑)。
この宇宙人は強力な電波妨害を行い、艦隊側は通信機器が使えなくなります。苦戦を強いられる主人公ら。

ここで、世界30か国以上で遊ばれるボードゲームバトルシップ」要素が登場します。決められたマス目の中を動く敵戦艦の移動を予測し、その地点に魚雷を発射して沈める。主人公は"イージス艦に搭乗している"から、前述の妨害電波で苦戦を強いられた分、「バトルシップ方式」で反撃にも転じられる。

この映画の良い所は「ピーター・バーグ監督の拘り」に尽きます。3Dに全く興味を示さず、最新のVFXを使用しながら、"捏ね繰り回した"カメラアングルや、時空を捻じ曲げる描写はありません。宇宙人側の戦闘兵器や、戦闘兵のデザインも細かい。何より終盤登場する"秘密兵器"は使用する"助っ人"含めて最高です。

また連合艦隊VS宇宙人とは別に、主人公の彼女が義足の退役軍人と共に宇宙人の拠点を攻略するストーリーも描かれますが、この辺りは"共感要素"を含んでいる。ある意味"国策的"という批判に繋がりそうですが…。

それでも、終盤の秘密兵器と"とっておきの作戦"描写は盛り上がるし、この手の作品でも迫力は抜群。やっぱり「戦争を経験した人達」は強いんですよね。劇中流れるリンキン・パークAC/DCの挿入歌も良い。
浅野忠信さんは本当にいい役をもらったと思います。戦闘・爆発・炎上のオンパレード。終始突っ込みどころは満載ですが(特に戸田奈津子のデタラメ訳!)、割と笑って楽しめるはず"お祭り映画"ですよ。