『雑感』

稀に更新します。

筍子ではなく荀子のこと。

 

 

人間には欲があり、その欲に際追はない。

人は後天的努力により、公共善を知り、善となる。  -荀子

 

性善説性悪説。このうち、性善説を考える。

中国の思想家である荀子。彼の自論には「人は悪で出来ている。日頃の生活が善を作る。故に挨拶や思いやりの心(人助け)は大切だ」とある。ありがちな"道徳っぽいお話"と言えば、それまでかもしれない。

興味深いのは、荀子孟子の説く"悪"は人間の欲が根源であること。自分さえ良ければ…の精神に近い。
αのために頑張りたくない。αに勤しむ他人が妬ましい。自分が手を下さず、αが達成されて欲しい。αを他人が達成したら、自分も無条件で恩恵を受けたい。αを達成した他人が恩恵を受けるのはムカつくので許せない…

私たち人間は無意識のうちに「自分さえ良ければ…」病が発症していないだろうか?
重要なのは「他人を思いやる」ことではなく「他人を認め合う」ことではないかと感じる。
すなわち、人の話を聞くこと。人の話を理解すること。相手の話を受けて、自分なりの反論をすること。

自分とて、自分の心は読めない。自分的に面白くない行動が、他人の心を動かす可能性だって有り得る。
人間は欲を捨てることは難しい。それでも、欲を抑えて他人を重んじる。この辺りが「性善説」の真か。

 

以上、当時のブログより。